2025年もいよいよ最後の月になりました。年末・年始はお世話になった方、新年のご挨拶で素敵な手土産を探す機会が多いのではないでしょうか。今月は、私がお薦めする老舗ホテルの伝統的な手土産、そして外資系や新しいブランドのホテルで販売されている革新的な手土産をご紹介します。
*ホテルニューオータニ東京:「SATSUKI」の「レーズンサンド」、「オリジナルリーフパイ」
レーズンサンドは、1週間以上じっくりとラム酒に漬け込んだ、豊かな風味とジューシーな食感のホテル特製ラムレーズンを、厚めに焼き上げたクッキー生地に軽やかなクリームと共にサンド。リーフパイは軽い口当たりのロングセラー商品です。
*パークハイアット東京:「デリカテッセン」の「リエット」他
デリカテッセン、そこは非日常空間。ちょっと特別な気分になります。食材にこだわったサンドイッチやお惣菜が並び、色鮮やかで気分がワクワクします。塩、ソースなどの調味料、紅茶や煎茶などのお茶類は贈答品として又日常的にも使いたい商品です。特に「ポークリエット」「チキンレバーペースト」「サーモンリエット」「ポット入りシュリンプ」はワインとの相性も良く、バゲットやクラッカーに乗せて是非味わって欲しいです。可愛いイラストの描かれた陶器のポットも再利用できます。飾っておくだけでもキッチンやダイニングテーブルが華やかになります。
*ホテル西洋銀座:「銀座マカロン」
ホテルは既に閉館してしまいましたが、現在は東京大丸百貨店と新宿小田急ハルク百貨店にて購入できます。ホテルが営業していた頃からのロングセラーのオリジナルマカロンです。その名も「銀座マカロン」。パティシエが一つ一つこだわりの製法で焼き上げた薄く艶やかなマカロンは、通常のマカロンとは全く違うしっとりした独特の食感と味わいです。
*帝国ホテル東京:「ガルガンチュア」の抹茶のケーキ「テ・ヴェール」
有名な「ガルガンチュア」にはたくさんの素晴らしい手土産があります。ちなみにガルガンチュアは、 フランソワ・ラブレー(フランス人作家・医者)が描いた物語『ガルガンチュワ物語』『パンタグリュエル物語』の登場人物で、美食家で大食漢の王様のこと。抹茶ケーキ「テ・ヴェール」は、宇治の抹茶と相性が良いホワイトチョコレートを合わせたコクのあるしっとりとした生地に、食感のアクセントとなる大納言小豆を加えて焼き上げた和スイーツ。ホテルロゴの入った専用風呂敷で包んだ特別感も嬉しいです。
*グランドハイアット東京:「バナナ&チョコチップブラウニー」
ペストリーブティックの定番スイーツ、バナナとチョコレートが織り成す自然な甘さが上品です。ナッツが贅沢に混ぜ込まれた、バナナとチョコレートの黄金な組み合わせでしっとりと焼き上げた生地に、たっぷりのクルミとチョコチップが絶妙なアクセントに。万人に好かれる定番フレーバーながらも、ホテルならではの素材にこだわった上品な味わいが特別感も演出してくれます。
*The Okura Tokyo:「サブレ かさね」
平安の貴族がまとった『かさねの色目』にも投影される、四季の移ろいを表現した日本の伝統色をモチーフにした11種類のサブレ。繊細で雅な日本の伝統美が彩る味が詰め合わせになっています。
*アンダーズ東京:「チョコレートライブラリー」
アンダーズ東京開業以来のロングランアイテム。11種類のフレーバーのインデックスが付いたブック(本)タイプのチョコレートボックスで、一章ずつ読み終えていくように、それぞれのフレーバーを楽しんでほしいとの思いが込められているそうです。香り高いアールグレイ、食感が楽しいライスクリスプやクリスパールズ、オレンジ、バナナ、ジンジャー&レモンなどのフルーツ、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、ジャンドゥーヤなどのナッツ類、そしてチョコレートと相性の良いコーヒーやカカオニブまで、飽きのこない豊富なフレーバーがラインナップしています。
*京王プラザホテル東京:フードブティック「ポピンズ」の「キャラメルモカロール」
たくさんの種類の手土産にふさわしいパウンドケーキやロールケーキがありますが、中でもお薦めはキャラメルモカロール。フランス ブルターニュ産のゲランドの粗塩を使用した逸品です。
*ANAインタコンチネンタル東京:「ピエール・ガニェールのアーモンド入りバタークッキー詰め合わせ」
三つ星シェフとして名高いピエール・ガニェールがプロデュースするパティスリーオリジナルの人気の詰め合わせです。
*パレスホテル東京:「チーズバタークリームサンド」、「千代チョコ」、「マロンシャンティイ」
チーズバタークリームサンドはクリームとクッキーの厚みが絶妙な逸品。千代チョコは、江戸千代紙や伝統的な着物の模様をモチーフに、日本の美しさをショコラで表現。ネーミングも和を意識したもの。例えば「歌舞伎」「鶴」「桜」「楓」「藤」等。パレスホテル東京とお客様とのつながりが永遠に (千代に) 続いていくように<との願いが込められているそうです。わずか約2ミリの薄さ。
マロンシャンティイは、ホテル創業当時の1960年代から、時代を超えて愛され続ける伝統のケーキ。ふんわりとした軽い口どけのクリーム、存在感を感じるマロン、ジェノワーズで作られたシンプルなスイーツ。
*ザ・キャピトルホテル東急:「オリガミ」の「バナナブレッド」
完熟バナナを贅沢に使用し、クリームチーズやコクのあるバター、繊細な甘みと香り高いカソナードを加えて仕上げた、風味豊かなロングセラー商品。
*ホテルニューグランド横浜:「エスワイル」の「ブリオッシュ・ナンテール」、「トロペジェンヌ」、 「ルーローモカ」
クラシックホテルとして歴史に名を刻むホテルニューグランド横浜。多くの伝説を紡いで来たホテルが手がけるパンや焼き菓子には多くのオリジナル商品があります。ホテルのすぐそばには初代料理長であったサリー・ワイルのエスプリを受け継ぐブティック「S Weil by Hotel New Grand」がオープン。ここでしか購入できないスイーツやオリジナルコーヒーなど圧巻の品揃えです。長方形型に焼き上げたエスワイル考案のオリジナルのブリオッシュ「ブリオッシュ・ナンテール」。そしてシロップを染み込ませたブリオッシュにクリームをたっぷりとサンドした南仏生まれのエスワイルオリジナル「トロペジェンヌ」。又「ルーローモカ」(モカロール)も有名です。新幹線の新横浜駅のKIOSKでは、チョコレートケーキ、バウムクーヘン、マドレーヌ等が購入できます。大きさも手頃でホテルのシグナチャーカラーの紺色のパッケージにホテルのロゴがデザインされとても美しいです。
その他、*コンラッド東京:「“極”カステラ」、ペニンシュラ東京の「マンゴープリン」、ブルガリホテル東京のオリジナルチョコレート、JANU東京の手の平サイズマカロン、その名も「ジャヌロン」、熱海にある伊豆山温泉ホテルニューさがみやで販売されているお菓子「逢初」。熱海の名所「伊豆山神社」に伝わる、源頼朝と北条政子の「逢初橋」の物語に因んだお菓子です。京都のデュシタニ京都の四角い箱の「豆菓子」。京都徳力版画館の美しい版画がモチーフになっていてとても洗練されています。フォションホテル京都の「チョコレートアソートボックス」。ペンケースの形がお薦めです。フォション京都のリップ型ケーキ「ビズビズ(Bisou Bisou)」(フランス語でキス キスの意味)はフォションのシグナチャー商品、楽しい一品です。
奈良ホテルの「アップルパイ」はあまりに有名です。この味に家族の想い出が詰まっている人も多くいます。ハイアットリージェンシー京都の「ゆずチェッロシフォンケーキ」。イタリアの定番リキュール「リモンチェッロ」をヒントに考案されました。柚子がデザインされたパッケージも素敵です。 まだまだたくさんありますが、ご紹介はここまで。ホテルルHoteluluサイトの選りすぐりの商品同様、美味しいもの、素敵なものを是非、好きな人、お世話になった人達と分かち合って欲しいと思います。今年も皆さまのご愛顧に心よりお礼を申し上げます。
ホテルル-Hoteluluオリジナルブレンドは香りとコクのある風味とコーヒーならではの苦味のバランスが素晴らしいです。どんな方にも美味しいと感じて頂けるでしょう。開封した時、コーヒーを入れている時、そして味わう時のアロマの香りに癒されます。