「コンシェルジュ」という言葉は、ホテルに於いてだけでは無く、様々な業種でも多く使われる様になりました。このテーマの最終回は、コスメコンシェルジュについてです。

年末年始にはイベントがたくさんあり、人と会う機会も多いことでしょう。自分自身をより輝かせる為にメイクアップは欠かせません。コスメコンシェルジュとは、あらゆる肌の悩みに対し、最適な化粧品を選び出せるプロフェッショナルのことです。

コスメコンシェルジュの特徴としては以下が挙げられます。

①化粧品の表示成分を読み取る力がある　

②利用者の悩みや体質に合わせて適切な化粧品を提示する能力がある

③第3者へ指導するスキルがある

コスメコンシェルジュになる為に、美容日本化粧品検定協会では、日本化粧品検定（コスメ検定）を実施しています。1級に合格すると、コスメコンシェルジュとしての活動も可能になり、自身のプロフェッショナル度を証明、資格申請やプログラムを受講することが出来る様です。何より資格で得た知識は、自身の美容、仕事や情報発信で活用できるのはもちろんのこと、知人や家族へアドバイスする際にも役立ちます。さらにはメイクアップアーティスト、化粧品開発、サロン、営業、美容ライターとして活躍の場も拡がります。

ヘアも含むヘアメイクアップアーティストは、お客様のヘアメイクだけでなく、個人レッスンなども行うため専門知識が必要不可欠で、さらにコンシェルジュと名乗るにあたり、お客さまに対する高いホスピタリティも兼ね備えていなければなりません。

私が教鞭を執る大学でも、「コンシェルジュ論」という教科の中で、「ホスピタリティの場にふさわしいヘアメイクアップ」というテーマで、外部よりヘアメイクアップアーティストの方を召喚し授業を実施しています。

来る2024年度も、新しいテーマで皆さまにコラムをお届していきます。多くの皆さまにご愛読いただけることを願っています。