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Rikako Ikeda コラム No.19

至高のホテル コンシェルジュストーリー イタリア コモ湖

一流のコンシェルジュストーリー、3回目はイタリアの伝説のコンシェルジュ、ジョルジオ・キエザ(Giorgio Chiesa)のストーリーです。ジョルジオはイタリアの首都ローマのLe Grand Hotelグランドホテルのチーフ・コンシェルジュを経て、北イタリアの洗練されたリゾート地、コモ湖(かつての王侯貴族や現在ではジョージ・クルーニーをはじめセレブリティが別荘を持つ避暑地として知られています)にあるエレガントな5つ星ホテル、Villa d’Esteヴィラ・デステのチーフ・コンシェルジュも務めました。

ヴィラ・デステは2棟の邸宅からなり、16世紀に建てられた歴史漂うカーディナル棟とイギリス王妃がこよなく愛し別荘として滞在されていたクイーンズパビリオン棟があります。1873年にホテルとして生まれ変わりました。ホテルとして改装後、プライベートヴィラ4棟も有し、自分の別荘を持つ様にゆったりと湖畔のリゾートライフを優雅に送ることも出来ます。

ローマのホテル勤務中、世界中の一流コンシェルジュが集うコングレスがローマで開催された際、この会合の指揮を執ったのはもちろんジョルジオ。その中でも印象深いのは、バチカン市国、システィーナ礼拝堂でのローマ法王によるプライベートミサが催されたこと。とても貴重な経験、ジョルジオだからこそ手配出来たことでしょう。

このローマ法王とのプライベートな謁見は、特にキリスト教を信仰する世界のコンシェルジュ達にとっては夢の様な出来事だったのです。又スケジュールにかつてコスタンツイ劇場と呼ばれていた由緒ある歌劇場、現在のローマ・オペラ座にてオペラ鑑賞がありました。素晴らしいオペラのアリアの数々に酔いしれながら、ふと指揮者をよく見ると、何とその指揮者はコンシェルジュのジョルジオ本人。ジョルジオ曰く、「サプライズ演出」とのこと。ヴィラ・デステに宿泊した際には、もちろん数々のサプライズを用意してくれ楽しませてくれました。

ある日には美しいコモ湖畔を巡るクルーズツアーをプレゼントしてくれ、夜にはコモの街にある地元の人たちが夏の夜を楽しむカフェでプロセッコを招待してくれました。いよいよコモ湖を出発する日の朝、湖畔のテラスレストランで朝食を摂っていると、ジョルジオは、「ボンジョルノ、ボンジョルノ!」と笑顔で挨拶をしてくれ、私がチェック・アウト後に訪れる予定のミラノでサプライズを手配しましたよ!と伝えてくれました。それは、ミラノのサンタ・マリア・ディレ・グラッツェ修道院のレオナルド・ダヴィンチによるフレスコ画、「最後の晩餐」を鑑賞できる様に予約を取り付けてくれたという朗報でした。

とても人気でかなり前に予約をいれておかなければ鑑賞できないこの作品を見れる様にしてくれていました。実は滞在中、「最後の晩餐」鑑賞の予約をしていないので今回は諦めます!残念。。。と話していたことを覚えて下さっていたのです。不可能を可能にしたい!コンシェルジュの本領を余すことなく発揮してくれました。そして「最後の晩餐」鑑賞を終え、ミラノのホテルの部屋にチェック・インすると、美しいウェルカムのフラワーアレンジメントとジョルジオからのメッセージカードが届けられていました。これ程までに完璧なコンシェルジュ。ジョルジオは、実に多くの、まさに神業を見せてくれました!

ローマ法王との謁見、サンタ・マリア・ディレ・グラッツェ修道院でのエピソードなど、そういえばジョルジオの苗字はキエザ-Chiesa(イタリア語で教会という意味)、まさに神の様なオーラを持つコンシェルジュでした。

江戸切子:タンブラー 新夜空シリーズ 星 紫

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秋になり、夜空が美しい季節になりました。お月見や綺麗な星空を眺め、秋の夜長を楽しめます。ホテルルHoteluluで購入できる江戸切子、新夜空シリーズ 星は、まるで美しい夜空に輝く星の様にとても美しいカットが施されています。紫は、様々なお祝いにふさわしい高貴な色。ギフトにも最適だと思います