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Rikako Ikeda コラム No.15

Protocol プロトコール 国際儀礼

外国政府からの表敬受け入れや、外国の政府への表敬訪問、海外の賓客、要人も含めた交流行事、国際会議etc.…、そうした行事の舞台、賓客の宿泊にホテルは大きな役割を担います。ホテリエが民間外交官、民間親善大使と呼ばれている所以でしょう。ホテリエが身に付けるプロトコールの基本の一端をご紹介します。

プロトコールとは、公式な国際儀礼、議定書、条約・協定の付随書、コンピューター通信規約などの意味があります。「マナー、エチケット」は、個人間の儀礼作法ですが、プロトコールとは、国家間の儀礼作法といえます。外交の場や国際的催しで、その実務や交流の場における公式な規則や手順などを理解し、それを実践することで、文化や習慣が違う者同士が、気持ちよく相対するための基本ルールです。

・相手に敬意を表すこと・相手に好感を与えること・相手に迷惑をかけないこと 等、私達日常にも欠かせないものです。

プロトコール5原則というものがあります。

① Local customs respected(地域慣習・異文化の尊重)

② Rank conscious (序列に配慮)

③ Right the first(右上位)

④ Reciprocation(答礼、相互主義)

⑤ Ladies first(レディーファースト)

プロトコールの歴史、文字によって記された外交儀礼・国際儀礼の原点はイタリアです。1558年、枢機卿ガレアッツオ・フロリモンテの命を受けジョバンニ・デッラ・カーサがフロリモンテ家に集う客人に向けてのマナーを一冊の本にまとめた「ガラテオ」と題された本を基に、その後ヨーロッパ各地、王族、貴族、宗教者に広まりました。とりわけ16世紀以来のフランスは、国際平和の処理に役立てる為の国際儀礼の活用に重視し、国際儀礼の拡充、強化、整備に力を注ぎました。語源は、ギリシャ語で「protokollan」(プロトコロン)。プロトコールは、基本的に王族・貴族・政治家や外交官など国際的な活動にあたる人々だけに必要な知識でしたが、ルネッサンス後の近世から市民革命・産業革命を経て近代社会になり、18世紀のイギリス人が、文化の先進国であるイタリアやフランスへ旅行する「グラン・ツーリズム」という現象が大流行し、世界中に浸透していきました。日本では明治維新と共に西洋式プロトコールが導入されました。現在に至るまで、国際社会に重要な影響力を持つようになった日本に於いてはさらに普及していき、尊重される様になりました。プロトコールが厳格に求められる外交には、皇族の慶事、弔事、宮中晩餐会、園遊会、先進国首脳会議(サミット)、叙勲といった正式なものから民間団体が主催する外交・国際交流国際ビジネス、国際交流(企業、NGO、NPO)等が挙げられます。私もホテルでのみならず、赤坂迎賓館での接遇でプロトコールに基づくおもてなしを行いました。国の象徴:国旗、国歌、国花の取り扱い方、席次、敬称、呼称、ドレスコードに至るまで細かく決まりがあります。難しいルールがたくさんあってわかりづらく面倒なものと思われがちですが、究極の目的は、相手が「心地よい」と感じられるおもてなしができること。記憶の片隅に、基本のルールは置いておきながも、その場の状況で臨機応変に、冷静に対応できることが肝心です。そして忘れてはならないのが、やはり「おもてなしの心」です。

会津人参プラス 石けん:花蕾(からい)flower bud

会津人参プラス 石けん:花蕾(からい)flower bud

お肌の状態が気になり、スキンケアを充実させたいと思い、Hoteluluホテルルサイトでお気に入りの会津人参プラス和漢石けんシリーズの花蕾の会津人参石けんを使ってみました。きめ細かい泡、爽やかな良い香り、そして洗い上がりがとても気持ち良いです。驚くのは洗顔の後のお肌のしっとり感。まるで既に化粧水や美容液を塗った後の様な感触です。肌のきめが整い、肌色もワントーン明るくなった感じです。石けんの淡いグリーンの色もとても綺麗で癒されます。