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Rikako Ikeda コラム No.3

コンシェルジュConciergeの言葉の起源と発展

コンシェルジュという言葉は、1945年、Le Hall (The Lobby)というパリのHôtel Plaza AthénéeのConciergeによって書かれた本に、修道院、教会でお客さまをもてなす為に、ろうそくに灯を入れる仕官に与えられた爵位、Comte des Ciergesがその起源と記されています。当時のろうそくは、蜜蜂が営巣の際に作る蜜蝋を原料としたものだったそうです。蜜蝋は、煤や黒煙を出さず、ゆっくりと燃え、ほのかな甘い香りを漂わせます。電気の無い当時、ろうそくの温かい橙色の炎に、どれだけ人々は癒されたことでしょう。1800年代には、革命時、ルイ16世やマリー・アントワネットなどが投獄されたパリにあるコンシェルジュリーという牢屋の門番をコンシェルジュと呼ぶようになりました。20世紀頃から、コンシェルジュは宮殿や城の世話係としてその地位を上げて行き、その後アパルトマンの番人、セキュリティーの担当、さらには、人々が旅行を始めるようになると、その旅人の宿泊するホテルにおいてルームキーを管理する係りとなりました。現在、様々な事柄を心得ていて、お客さまが頼りにする存在、それこそがコンシェルジュの言葉が示す意味なのでしょう。

八ヶ岳養蜂研究所の日本ミツバチのはちみつ

八ヶ岳養蜂研究所の日本ミツバチのはちみつ

フランス皇帝ナポレオン・ボナパルトの紋章はミツバチ。古代からミツバチは繁栄や豊穣のシンボルとして珍重され、聖職者や知識人の間でも特別な意味を持っていました。ミツバチの偉大さに感動、さらに日本ミツバチがいかに貴重かということを知ると敬意も感じます。「日本ミツバチのはちみつ」を口に含むと、野生の日本ミツバチ=百花蜜という名の通り、様々な種類の花の芳醇な香りと味が口いっぱいに広がります。自然の恵みからパワーを頂く様です。日本ミツバチを守る事は、今提唱されているSDGs「Sustainable Development Goals」にも貢献できると思います。